奥日光西の玄関口である通称金精道路が今週冬の眠りから覚める。
　４月２０日午後に降り出した雪は、奥日光では翌朝10センチを超える積雪となったが、金精道路の予定日開通にむけての準備が進められている。（4/23現在、ほとんど道路上には雪は無い）
　ここ1ヶ月の気象の変化はめまぐるしい。さぞかし開花時期を待つ花にとっては、迷惑であろう。
　観光地や商店会は大変だ！予定されたお花見イベントの１週間前に開花してしまい、一気に春が訪れるのかと思えば、強風と雪（雹）に加え真冬並みの寒さ。期待したお花見シーズンとは今のところ行っていないようだ。
　日光も同様の状況が伺えるが、日光は標高差があり、かつ、桜の種類が豊富なため、GWの頃に中禅寺湖周辺が見頃では？と期待している。世界遺産エリアの桜もこれから見頃を迎える名木もあるので見逃せない。
　「暑さ寒さは彼岸まで」というが、リズムを崩した自然界は、異常的な気象現象により調整するのだろう。
〈他、冬季期間閉鎖道路〉
　山王林道（奥日光光徳〜川俣間）４月２６日（金）正午開通予定
　中禅寺湖スカイライン（中禅寺立木観音〜半月山下）※開通
　　　　　　　　　　　　＊中禅寺温泉バス停から定期バス運行（4/1開通）

　爆弾○○？　近頃、物騒な言葉が飛び交っている。北朝鮮は、まったくシャレにならないが、桜にとって春の嵐「爆弾低気圧」なるモノは、せっかく咲き始めた花を吹き散らしてしまう嫌われものだ。「しゃねーか」日光の原点は『二荒：ニコウ』（男体山の元々の名／日光の語源）だもんな。春と秋に男体風穴から風神雷神が現れ、民人に試練と恵みを与えたらしい。
　さーて、桜の状況を記させていただく。先週末襲来した、春の嵐による日光の桜への影響は「ほぼ無い」なぜならば開花寸前の蕾みだったからだ。桜の種類によっても開花や見頃時期が異なるが、昨年より一週間から１０日早い状況だが「ダイジ」だった。
　　〈４月６日取材／見頃予想〉
　　小来川・山久保地区　　　　　　　　　　今週（オススメ：黒川堤）
　　和泉・七里・野口・所野運動公園付近　　週末（オススメ：所野第一発電所）
　　東町｛神橋の東側／駅側｝　　　　　　　週末〜来週（オススメ：稲荷町高田邸）
　　西町｛神橋の西側／御用邸側｝　　　　　来週（オススメ：田母沢御用邸記念公園）
　　小倉山森林公園　　　　　　　　　　　　週末〜来週（オススメ：太郎モミ付近）
　　霧降の滝付近　　　　　　　　　　　　　来週末〜（オススメ：つつじヶ丘付近）
　　奥日光｛中禅寺湖／湯ノ湖｝　　　　　　GW（オススメ：中禅寺湖畔）
　　PS.　日光山輪王寺の『金剛桜』の見頃は、例年５月３日頃ですので、今年は４月25
　　　　 日頃になりそう？
日光に春を呼ぶまつりとされる日光二荒山神社大祭『弥生祭』が４月１３日から１７日の間執行される。家体（やたい）が繰り出されるのは、１６日（宵まつり）と１７日（氏子大祭）の２日間だが、神事として執行される日光三社権現の神輿渡御は日光の歴史そのものだ。レアな日光の達人は、日光二荒山神社本社、瀧尾神社、本宮神社でまってるぜ！